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2024.03.25
新築戸建ては鉄骨造と木造どちら?メリットとデメリット
マイホームを建てる際には、ご家族と一緒に様々なことを決めていかなくてはなりません。
家を建てる場所や間取りなど、一生を過ごしていく新築戸建てにおいては考えるべきことが多数あると言えます。
そしてその中でも住宅の寿命や生活の快適度を考えた際にとても重要になってくるのが、「(軽量)鉄骨造」と「木造」の選択でしょう。
「木」か「鉄」かによって住環境や間取りなど、様々ポイントが変更になってく可能性があるため、とても大切です。
そのためこの記事では、木造と(軽量)鉄骨造それぞれの特徴や違いについて解説します。
大分、宮崎、愛媛、香川、福岡、佐賀で新築戸建ての購入を検討している方は、ぜひともご参考にしてください。
目次
鉄骨造の特徴
鉄骨造のとは、主要構造体部分に鉄骨を使用する建築方法です。
鉄骨はその厚さによって軽量鉄骨と重量鉄骨に分けられ、住宅には主に厚さ6mm以下の鋼板で作られている軽量鉄骨が使用されています。
厚さ6mm超の鋼板を使用する重量鉄骨は、マンションやビルなどの建築に使用されるのが通常です。
そのため、住宅建築に関して話をしている際に「鉄骨です」との話が出たら、基本的には軽量鉄骨で作られていると考えてしまって問題ないでしょう。
鉄骨は、強度や耐久性などの面で非常に優れている建築材です。
木造の特徴
住宅の主要構造体部分に木材を使用している住宅のことを、木造住宅と呼びます。
木造は日本において古来より利用されてきた建築方式であり、日本の気候には非常によく適した性質を持っています。
日本で木造住宅が中心になったのは、木材が豊富にあったことが大きな要因だと言えるでしょう。
たとえば、古いものでは607年に創建された法隆寺は、1,300年以上経った現在でも現存する最古の木造建築です。
木造は使用する材料が木材のため低コストであり、断熱性などに優れた建築材だと言えます。
鉄骨造のメリット・デメリット
ここでは、鉄骨造の住宅におけるメリット・デメリットについてそれぞれ紹介します。
鉄骨造のメリット
鉄骨造のメリットは、以下の通りです。
鉄骨造のメリット
・品質が安定する
・材料費を抑えることができる
・工期を短く抑えられる
・害虫耐性が高い
・気密性が高い
鉄骨は工場で大量生産されるため品質による差がなく、ハウスメーカーや職人の技術・経験に左右されず安定した品質が保証されます。
また、大量生産するということはそれだけ材料品も抑えることにつながり、大掛かりな工事も不要になるため工期を短くすることも期待できます。
さらに害虫への耐性や気密性も高く、耐火性も高いなどの特徴も、鉄骨造のメリットとして挙げられるでしょう。
鉄骨造のデメリット
鉄骨造のデメリットは、以下の通りです。
鉄骨造のデメリット
・通気性が悪い
・防音性が低い
・断熱性が低い
・地盤によっては地盤強化工事をする必要がある
・重量鉄骨に比べるとレイアウトの自由度が低い
まず挙げられるポイントとしては、通気性の低さが考えられます。
結果として温度の調整がしづらく、結露が発生しやすいのが特徴です。
また、重量鉄骨の建物に比べると防音性が低く、断熱性もあまり高くはありません。
そして、鉄を骨組みに利用するためどうしても重くなってしまい、地盤の状態によっては地盤強化工事をする必要もあるでしょう。
さらに、重量鉄骨の建物に比べると、レイアウトの自由度が低く理想の間取りが実現できない可能性もある点には注意すべきです。
木造のメリット・デメリット
ここでは、木造の住宅におけるメリット・デメリットについてそれぞれ紹介します。
木造のメリット
木造のメリットは、以下の通りです。
木造のメリット
・断熱性が高い
・調湿性が高い
・気密性が高い
・コストが抑えられる
木造のメリットとしてまず挙げられるのが、断熱性や調湿性の高さです。
夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができる木造の住宅は、日本の気候に非常に適していると言えるでしょう。
また、耐震性を確保するために壁や柱の数が増え、その分気密性の高い建物に仕上がります。
さらに鉄素材と比較するとやはり費用が安く、工事も短期間で進められるため建設にかかる総コストを抑えることが期待できるでしょう。
木造のデメリット
木造のデメリットは、以下の通りです。
木造のデメリット
・柱や壁が多くなってしまう
・寿命が比較的短い
・品質が職人やメーカーのスキル等次第になる
・防音性が低い
木造は先ほど説明した通り柱や壁が多くなるため、広いリビングや吹き抜けなど選択しにくい間取りもあります。
また、鉄骨で造られた建物と比較するとどうしても耐久性が低く、寿命が短い点はデメリットだと言えるでしょう。
さらに、木材の種類や職人の腕によって品質が左右されるため、安定性に欠ける点もあります。
防音性はあまり高くなく、使用する間取りや建材には気をつけなければなりません。
鉄骨造と木造の比較
ここでは、鉄骨造と木造を様々な観点から比較します。
耐久性
耐久性の面では、鉄骨造の建物の方がやや優れていると言えるでしょう。
建物には「法定耐用年数」が定められており、木造で22年、軽量鉄骨造で27年とされています。
「法定耐用年数=建物の耐久性」というわけではありませんが、基本的には鉄骨造の建物の方が寿命は長いと言えるでしょう。
一般的にも、木でできているものより鉄でできているものの方が頑丈だとがんが得られます。
また、木造に関してはシロアリによる被害の危険性が考えられますが、鉄骨造の場合はその心配はありません。
品質の安定性
材料を工場で大量製造している鉄骨の方が、品質の安定性は高いと考えられます。
最終的な仕上がりについても、木造の場合は職人の技術によって差が生まれる場合も考えられます。
耐震性
耐震性については基本的に鉄骨造の方が優れていると言えますが、近年ではそれほど差がないとも考えられています。
現在の耐震基準に適合するように作られた建物であれば、木造であっても鉄骨にそん色ない耐震性能を持つと言えるでしょう。
むしろ重い鉄で造られた鉄骨造の方が揺れを感じやすいと言われることもあり、それほど気にする必要はないかもしれません。
古い木造住宅には不安を覚える方もいるでしょうが、リノベーションを行って耐震性を高めていることが多いと言えるでしょう。
関連記事>>免震構造とはどんな工法?戸建てに導入するメリット
断熱性
断熱性においては、木造の住宅の方が優れていると考えられます。
木造の家は夏の暑さや冬の寒さの影響を受けやすく、比較的快適に過ごしやすいと言えます。
一方、もし鉄骨造の住宅に住むのであれば、暑さ対策や寒さ対策には充分に気を付ける必要があるでしょう。
防音性
防音性については、やや鉄骨造の住宅の方が優れていると考えて良いでしょう。
ただし鉄骨と言っても壁の中に全て鉄が埋まっているわけではないため、木造とそれほど性能が変わるというわけではありません。
「木か鉄か」の違いではなく、それ以外の環境による影響の方が強いと考えておいて良いでしょう。
建売住宅の寿命と寿命を延ばすコツ
この記事では、戸建ての築年数はどれくらいになるまで住み続けられるのか、寿命を延ばすポイントについて解説します。
住宅は時間とともにどうしても少しずつ劣化していき、永遠に住み続けるということは現実的にできません。
それでは、戸建てを建てた場合に築年数がどれくらいになるまで住み続けられるのが一般的なのでしょうか。
建売住宅の寿命について詳しく知りたい方は、是非この記事をご覧ください。
軽量鉄骨と木造の違いを整理しておきましょう
今回は、木造と鉄骨造の違いやそれぞれの特徴について紹介してきました。
マイホームの材料を選ぶ際に、木造化鉄骨造かを判断するための良い材料となりましたでしょうか?
軽量鉄骨と木造にはそれぞれに特徴があるため、ご自身やご家族の要望、住む場所の環境などに合わせて検討してみてください。
グランディーズでは特に愛媛、香川、福岡、佐賀、大分、宮崎にお住まいの方々にさまざまなかたちのお家のご提案をさせていただいております。
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